金の流れは変った。潮目を読んで大儲けするとは、こういうこと?

 韓国ドラマ「ミス・コリア」の中で、会社の資金繰りが苦しいときに、賃貸の保証金をコンテストのための費用に回すというのがあった。後半でも、保証金を使うために部屋を出るというのもあった。これは、韓国の賃貸システムの「チョンセ」を知らないと、意味がわからないと思う。コンテストの費用がそんなに安いのかってなってしまうよね、日本の場合で考えたら。チョンセというのは、高額の保証金を預ければ、家賃はゼロ、その上、でていくとき全額を返してもらえるということ。どのくらい高額かというと、その部屋を買える程といったらいいかな。つまり、ドラマで、いい部屋に住んでいたのを出たということは、そこを買えるほどのお金をコンテストの方に回したってことだし、会社が潰れるかもしれないのにだよ。チョンセでは、大家が儲からないのではと、ここまで読んだ人の中にはいるとは思うけど、大家は、その高額な保証金と不動産の両方の運用で利益を得るというビジネスモデルなんだよ。昨年知ったときは、流石だ!と思ったまま、日本では無理かなぁと思っていた。
 ところがだ、日銀がマイナス金利を決めた、今後は銀行に預けても得することはないってことは確実で、ひどければ、実質は減り続けるってことなのね。銀行にたくさん預けてる大金持ちの金がどうなっていくかというと、もしかしたら、不動産の韓国システムであるチョンセになっていくんじゃないかと考えたわけ。地方の大金持ちだったら、子供が東京の大学へ行くってとき、チョンセで賃貸を借りたら、卒業して部屋をでたら、そのまま保証金がもどってきて家賃はゼロなんだから、これほど得なことはない。チョンセがあれば、銀行に金を預けておかないってことになるよね。それと家賃ゼロなんだから、ただの空き部屋にしておいて、自分が東京で仕事にすむときだけ活用するでも、かなりお得に使えるってことにもなる。とにかく、銀行に預けても利益はゼロだけど、チョンセで借りても利益はゼロでも、家賃2年分とか得するってこと。だから、大きい。あと、不動産を貸す方だって、今は、高額な家賃のところほど、一度空いてしまうと次の人を見つけるのが難しくなってるから、チョンセで募集をかけて見つかったほうが楽ということになる。借りに保証金で運用しなくても、空き部屋のままにしておくよりは少しだけは得になる。ま、それだけの部屋を貸してビジネスにしようと思うなら、まとまった高額な保証金を運用することもできるわけだし。だから、どちらにとっても、バランスがとれた賃貸方式だよね。とにかく、空き部屋の損失は大きいし、空き部屋になるリスクも高まってる今だからこそ、この韓国方式の「チョンセ」を、もっと日本風にしつつ、発展するのではと。
 とにかく、銀行にお金を預けるのが損になればなるほど、お金の流れは変わっていくので、その流れを新しく作れる人こそ、真の金融マンだし、流れに乗れなければ、損するのが日本なんだよなぁ。ネットだと、クラウドファンディングだとか、ビットコインとかもそうだし、ネットを通じて不動産の賃貸システムをチョンセを導入するとか起きてくるんじゃないかなぁ。ま、乗り遅れるのは政府と大企業と大銀行だろうけどね。



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イ・ソンギュン
エスピーオー
2014-10-17