美学 競馬場のある暮らし

 大晦日あたりだったと思う、ちょとでかけたついでに地方競馬場に立ち寄ってみた。暮れも押し迫っていて、スーパーでは正月準備の買い物客で混雑していた。ふと、思いだしたの、そういえばまだ一度も見に行ってないと。ついでの通り道にあって、場外馬券を発売しているらしく開場していた。入場無料で、ゲートをぬけると、驚くほど人がいた。競馬ファンの情熱なのかなぁ。飲食コーナーの片隅では、宴会もかねてなのか、仲間と酒を飲みながら談笑しているグループもあったりした。今年の名勝負からはじまって、なにやら楽しそうに話しているではないか。みんな家族があるはずだとか批判的には見ずに、それぞれが、競馬が人生のように何かにむかって走ってるような美学さえ感じた。競馬は、パチンコとは違って、のんびりした感じがしているのがいいなぁ。レースとレースの間があいてるからだと思う。
 思い出した。はじめてではなかったかもしれない。その地方競馬上に、小学生に上がったばかりだな、父に連れてこられたはずだ。で、どの馬が勝つか聞かれた。子供だったからまるでわからない。ただ、運動会の徒競走のとき、インコースの方が有利だから、一番外側にむかって、スタート位置が前の方にずれていっていた。競馬では、一列でそうなってないから、一番内側の馬が有利のはずだと思って、その馬を選んだ記憶がかすかにある。レースの結果は、はずれだった。父が馬券を買っていたかはわからない。その日は喜んだ顔がなかったから、買わなかったかはずれだったはず。たぶん、日本中にある地方競馬場も、ギャンブルに偏った文化ではなくて、たぶん、身近な大人の遊び場として余暇をすごしてもらいたいとは思ってるんだろうなぁとかは思う。
 成人して、一人暮らしをはじめた頃に、地方競馬上へのバスが無料だったから入り口までいったことがあった。当時はバスが好きになっていたので、無料で乗れるということで、私鉄で3駅ほどか、その距離も歩いていき、バスに乗った。ただ、その時は怖かったなぁ。ちょうど終わるころにいったので、帰る客がどっとでてきたところだった。道には、警官なのか警備員なのか、両方かもしれないけど、ところどころに立っていってた。妙に殺気だっていたものだから、地方競馬場を避けるようになっていたのかもしれない。
 中央競馬場にも何度か入ったことがある。二度だけかな、一度は有名レースのとき入場料を払った。払ったといっても安かったと思う。もう一度は場外発売で無料のとき。そういえば、仕事でも一度いっている。その時は、中で働いている人たちを見たのでそれについて書いた長くなるので、とりあえず、これで終わる。



馬券特効薬
ガイドワークス
2015-11-06